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選択するデメリットもある

火曜日, 6月 4th, 2024

看護師を目指す人にとって、短大の看護科を選ぶのは一つの方法です。しかし、この選択が必ずしも最善とは限らない可能性も考えておきましょう。短大の看護科を選ぶデメリットとして、最初に挙げられるのが学べる期間の短さです。短大の看護科は2年間のプログラムで、看護の基本的な知識や技術を習得します。この期間では看護の分野に深く踏み込む時間が限られているため、専門的な知識や技術をさらに高めたい場合には、やや物足りなさを感じるかもしれません。学生にはかなりの集中力と努力が求められるうえ、学習ペースや理解度に不安がある人にとってはストレスの原因となることもあるでしょう。
また、短大卒の看護師としてスタートすることは可能ですが、将来的に管理職や専門職、高度な専門知識を要する分野への進出を考えた時、4年制の看護学部卒に比べて資格取得後のキャリアの幅に影響が出る場合があります。学位や資格がキャリアアップに直結する場合、短大卒では挑戦できない職種も出てくるかもしれません。
短大を卒業して看護師として働き始めた後、さらに学び直すことを望む場合、時間や経済的な負担が大きくなるケースもあるでしょう。たとえば、4年制の大学への編入や、専門的な資格取得のために追加で学習が必要になることがあります。これらのデメリットを踏まえて、短大の看護科を選択するかどうかを検討することが大切です。自分の将来の目標やキャリアプラン、学びたい内容や範囲を明確にし、自分にとって最適な教育機関を選ぶことが看護師としての成功への第一歩となります。

キャリア面で有利な短大看護科の特徴

金曜日, 3月 17th, 2023

看護に関する専門的な知識を学べる教育機関には、専門学校や短大の看護科、また看護大学などがあります。その中でも短大の看護科は、看護専門学校との違いがよく分からないという人は多いものです。どちらも在籍期間は2年もしくは3年と同じですし、卒業で得られる資格は準看という点も同じです。短大の看護科には、どのような特徴があるのでしょうか?
短大の看護科には、専門学校よりも学習する範囲や幅が広いという特徴があります。看護専門学校では、看護に直結するカリキュラムを学ぶのが一般的ですが、短大では教養科目などの必修科目もあるため、社会学とか心理学などに関しても学ぶことができます。そのため、看護師として働き始めて短大の時に学んだ内容が役立つことは多くあるでしょう。実際、必修科目で学んだスキルや知識をコミュニケーションの場に活かすことができます。
また、短大の看護科を卒業すると、養護教諭二種免許を取得できるという特徴もあります。これは学校の保健室で働ける資格で、将来は夜勤やシフト勤務もない教育現場で看護師の資格を生かしたいという人にとっては、大きなメリットを実感できるでしょう。また短大で学び、4年生の看護大学へ編入することもできます。短大を卒業して得られるのは准看護師の資格です。そんな中、やはり正看の資格が欲しいと考えた場合、看護専門学校からの編入はできませんが、短大からの編入は可能となっています。キャリアという面においても、短大の看護科の方がフレキシブルに対応できるのではないでしょうか。

短大卒のメリットはたくさんある

月曜日, 11月 9th, 2015

看護師になるため、看護科のある短大へと進学したという方は増えてきています。しかし、看護科のある大学へと進学した友達が周りにいると、大学に進学した方が良かったかもと後悔している方もいるでしょう。大学へ進学した友達を見ていると、羨ましいという気持ちも出てくるのかもしれません。しかし、短大卒には短大卒のメリットがたくさんあります。
看護師を目指して短大へ進学したにも関わらず、「看護師になろうと看護科に入学したけど、やっぱり看護師の道は向いていない」と感じてしまう方も結構いるようです。実際に短大で勉強を進めていく中で、「自分には向いていない」と思った方もいれば、「他にやりたいことを見つけてしまった」という方もいます。そんな時、看護科でも短大に進学していれば短大卒という扱いになるので、他の職業への就職もしやすくなります。事務職をしたいと考えている方も、短大卒であれば就職活動がしやすくなるでしょう。
このように、短大卒には短大卒のメリットがあります。看護科に通ったからといって、必ずしも看護師にならなければいけないというわけではありません。万が一、入学後に進路が変わった時にも、短大であれば短大卒という扱いになり、他の職種への就職なども希望しやすくないます。看護師になりたいけど自信がない・本当に自分は看護師に向いているのかと迷っている方にとって、短大卒というのは進路の幅も広げることができるのです。